のど違和感・咳・発熱外来

のど違和感・咳・発熱外来について

1週間以内に37度以上の発熱(解熱剤飲み続けなければならないときを含みます)あるいはのどの痛みや風邪の症状、強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
これらの症状があるかたは直接来院せずに当院の発熱外来を必ず電話予約してPCR検査を受けてください。PCR検査(NEAR法)機器を導入していますので10分程で結果がでます。一般患者さんと完全隔離して診療します。コロナワクチンされている方は症状が軽く感染していても、発熱も無くのどの痛みのみの症状の方もたくさんいらっしゃいます。花粉症と思ったらコロナ感染を合併していたとう方もいらっしゃいます。花粉症では通常のどの痛みや咳はでません(喘息、アトピー咳嗽の方を除く)。呼吸困難などのある重症患者さんは胸部レントゲンがとれないため受け入れができません。陰圧室には、トイレがありませんので事前に済ませてからいらしてください。尚、無症状の方、無症状の濃厚接触者の方の外来は行っていません。またウイルス量の少ない早期に抗原検査やPCR検査を受けますと偽陰性になることがあります。発熱、咽頭痛などの発症から12時間以上経過してから抗原検査、PCR検査を受けることを推奨します。

発熱外来 受診手順

2022年7月28日よりウイルスを排出しない陰圧室を設置し一般の患者さんとは完全隔離した診療を行っています。PCR検査NEAR法の検査機器をとりいれていますので10分ほどで結果がでます。インフルエンザも流行し感染者も増えています。熱のあるかたは、インフルエンザも同時検査します。コロナとインフルエンザの同時感染は3%にみられ、重症化します(英国のデータ)。

AIインフルエンザ検査nodocaは、専用カメラを口の中に入れて咽頭を撮影して、AIがインフルエンザを診断するものです。日本初のAI新医療機器ノドカnodocaは鼻の中に綿棒を入れて擦る必要がありませんので患者さんの負担が小さく、すぐに判定結果が得られる新しいインフルエンザ検査機器です。抗原検査での鼻咽頭ぬぐい検査と違い、咽頭の撮影で行えるので痛みを伴わず患者さんの負担が少ないのがメリットです。口を開けて写真を落ち着いて撮れる6歳以上の患者さんが適応となります。

インフルエンザ感染初期では、発熱から12~24時間までの方が感度が高く、従来型の抗原検査より陽性率が高く高性能な機器です。nodocaがインフルエンザ患者を正しく陽性と判定できる感度は70%以上で、陰性を正しく陰性と判定できる特異度は85%を超えます。また、発熱から時間が経過し過ぎている場合や、発熱から時間がわずかしか経っていない場合はnodoca適応外となるため、実施しません。

医師の判断にてこの検査は行いますのでご了承ください。

コロナ検査とインフルエンザ検査を同時に行う場合、コロナ検査は鼻の入口のPCR検査になります

①当院への予約の電話

カルテ作成のための保険証、お薬手帳など可能なかたはスマホで当院に送信。

②Web問診入力(入力可能な方)

必ず先に電話予約してください。WEB問診だけでは予約になりませんのでご注意下さい

③当院から患者さんに電話

医師の電話によるオンライン診療(症状の聞取り、重症化リスクの有無など)で対面診療が必要か判断します。対面診療が必要な場合は予約来院時間を決めます。
呼吸困難などの症状によっては他院を紹介することもあります。

④予約来院時間定時に来院

マスクを着用し、予約時間に来院されたら発熱外来専用入口(通常の一般入口ではありません)のインターホンを押して待機して下さい。早く来院されても中に入れませんので定時にいらしてください。発熱外来専用入口は、通常の入口の左手にあります。電信柱が目印で車庫と病院の間にあります。

⑤陰圧室に入室

●入室後
手指の消毒       診察

PCR検査機器を導入しています。結果は10分ほどでわかります。結果がでるまで当院からの書類を読んでお待ちください。インフルエンザ検査は抗原検査かAIインフルエンザ検査(nodoca)になります。血中酸素濃度も測定します。

⑥投薬、会計

注意書き配布      投薬はコロナ感染に有効だったと報告された漢方薬も処方します。感冒やインフルエンザにも使用される漢方です。検査の結果にかかわらず服薬してください。熱の高い時に処方されるアセトアミノフェンも処方します。
診察の結果、症状により他の処方もいたします。60歳以上の方、喫煙、基礎疾患など重症リスクのある方で希望される方には、抗ウィルス薬を処方します。

検査が陽性の場合

発症から5日以内の場合、高齢者、喫煙者、基礎疾患のある方など重症化リスクがある方で新型コロナ治療薬をご希望者に処方します。コロナ抗ウィルス薬は強制ではありません。また症状が悪化したあるいは違う症状が出てきたという場合は当院に連絡して下さい。5日の療養期間が過ぎても咳などが残る等、後遺症が考えられる場合も当院に電話連絡して下さい。高熱が出たからといって必ずしも重症なわけではありません。むしろ熱が出たほうが免疫力が高まります。呼吸困難、意識がはっきりしない等が重症の兆しになります。体調不良や療養中の困りごとは、下記へ相談してください  

検査が陰性の場合

検査が陰性であっても100%正しいわけではありません。従来型のコロナウイルスに比べ、オミクロン株、BA2コロナウィルスは、遅れてウイルスが増殖してきます。そのため発症から12時間以内はウイルス量が少ないため、感染があっても陰性になることがありますので十分に感染対策をしてください。同居者にコロナ陽性者のいない場合で、陰性の場合は次回受診は電話予約後に通常の一般診療で受診可能となります。新型コロナ以外の原因もありますので症状が続く場合は、当院に電話連絡してください。

診察料金

検査費用診察料+コロナPCR検査3割負担で4,240円+インフルエンザ検査920円

コロナ治療薬代(ラゲブリオ、ゾコーバ、パキロビッドなど)は、4月1日より公費負担は終了し、1割負担の方は5200~9900円、2割負担の方は10300~19800円、3割負担の方は15500~29700円になり、他の薬代は別途負担があります。薬局でお支払い下さい。
2023年5月8日からはPCR検査陽性の場合でも薬代、診察料は有料になります。  
検査にあたっての注意事項
①陰圧室にはトイレがありません。事前にすませてから来院してください。検査時間は検査室に入ってから出るまで概ね20〜30分程度です(検査項目・条件により異なります)
②インフルエンザ検査を同時検査を行った場合、コロナPCRが陽性であってもインフルエンザ検査料(3割負担で900円)、インフルエンザ治療薬は通常の保険診療となりますので有料となります。
③陰圧室には長椅子しかなくベッドがありません。マイクを通してスタッフと会話が出来ますので、気分不快などの異常を感じた場合にはそのままの状態で話しかけてください。
④PCR検査は鼻腔採取になります。唾液検査ではありません。

ご予約・WEB問診・お問い合わせ

診察は原則として予約制となります。予約なしで来院されても受入れできません。
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